カウンターに並んでいた
St. James’s Very Old Scotch Whisky。
ロンドンの老舗酒商
Berry Bros. &Ruddが手がけた、
いわゆるオールドボトルの一本です。
長い時間を経て残っていたこのボトルも、
先日ついに飲み干されました。
特別な日だったわけではありません。
けれど、グラスを重ねるたびに少しずつ減っていき、
最後の一杯が注がれた瞬間には、
なんとも言えない静かな余韻がありました。
古いウイスキーは、
ボトルの中でゆっくりと時間を重ね、
そして最後はお客様のグラスの中で役目を終えます。
一本のボトルが空になるということは、
それだけ多くの時間と会話が
このカウンターで重ねられてきたということ。
そう思うと、少し感慨深いものがあります。
また新しいボトルとともに、
次の時間を重ねていきたいと思います。

