今回ご紹介するのは、3月入荷のウイスキー「御岳」セカンドリリース。
初リリースからの流れを汲みつつ、より方向性を感じさせる一本です。
特徴的なのは、シェリー樽由来のニュアンス。
グラスに注げば、ドライフルーツを思わせる甘みと、ほのかにビターな余韻が広がります。
ただ甘さに寄るだけではなく、全体としてはあくまで穏やかで、バランスを重視した仕上がり。
樽の個性を活かしながらも、飲み疲れしない整い方が印象的です。
まだ若い蒸溜所だからこそ感じられる伸びしろと、すでに見え始めている輪郭。
その両方が、静かに同居しています。
飲み進めるほどに表情が変わり、今この瞬間の“途中経過”を楽しませてくれる一本。
派手さではなく、確かな積み重ね。
その一歩を、どうぞグラスの中で。

